春先のにわか雨
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04,05
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2013
04,29
アイテムについて:1
CATEGORY[設定]
フォシーユの武器を紹介します。
Giboulée(アイスレイピア)
設定:若緑の宝石と金銀細工で早春を象った、絢爛華麗な装飾剣。白い鞘に深緑のリボンを結ぶ
フォシーユが「金の剣」と呼ぶアイスレイピア。
本来は儀仗用であり、実用品ではない。
入手経路が示す通り、エティエンヌからフォシーユに渡された。
===
そんなに遠くない昔、あるところ。
あるとき、身元不明の一団がヴィオニエ一族の治める領地で捕まった。彼らは隣の殿様の元お抱え職人と名乗り、身の安全と家族の保護を訴えた。ときの領主は申し開きさせるでもなく、スパイの疑いを掛けるでもなく、材料を与えるのでなにかひとつ、作ってみせろと命じた。
彼らは武具職人だった。武器防具生産の腕をもって新たな主に尽くしたい意気込みを伝えようと選んだ形状は、女性でも支障なく
[1]
扱える護身用のレイピア。
用意された工房は素晴らしいものだった上、領主は彼らの要求した稀少素材を入手出来る範囲で惜しげなく提供した。試されている、と奮い立った彼らは全力を尽くした。案では模擬刀身になるはずだったが、設備を改良することで再現できるようになった門外不出の鍛造技術を用い、ごく軽く薄く、表面に色の濃淡が表現された刃が取り付けられた
[2]
。武器としてはあまりに繊細すぎる意匠が各所に彫刻され、さらには持ち出してきた秘蔵品、萌葱色に輝く宝石質の氷結鉱なる珍品を、その姿に相応しい魔力を発揮するよう調律し
[3]
、服従の証としてはめこんだ。
しかし、献上されたきらびやかな剣に、当の姫君たちはまるで無関心だった。代々植物研究を家学とし
[4]
、領地を農業で豊かに発展させてきた彼女たちは、武器、特に人を流血させるための刃を卑しいものとすら考えていたのだ。
機転を利かせた出入りの織物商が、豪奢な剣帯と揃いの近衛歩兵制服を提案してようやく、職人たちは評価され、城下に住まうことを許された。元々豊富な資源を産出する地である。その工房からは質のよい農機具と宝飾品が生産されるようになった。
職人たちは報われたが、無視された剣はというと、哀れにも誰の腰を飾ることなく宝物庫に片付けられた。
時代が下り、宝飾品コレクターである現領主が、蒐集品の一部を一般公開した際、ついでに宝物庫から発掘され、ようやく日の目を見ることになった。
かの家を象徴する植物紋を金銀の透かし細工とエナメルで巧みに描き出し、複雑に絡み合う蔓葉の要所には朝露のように輝く水晶と、春の光を受けて伸びる若芽色の氷結鉱を留めた護拳。さえた月光の白銀から日の出の淡金へと見事に移り変わる鏡面の刃
[5]
。付する鞘は丹念になめされて防水加工された白革が張られ
[6]
、刃の差し入れ口や鐺に剣と揃いの植物紋、吊り金具留めにはヴィオニエそのものを示す五指の葡萄葉の略紋
[7]
が添えられた拵えは、かつて亡命の憂き目にあった職人たちが己の命を賭けて造り上げた渾身の作たる絢爛華麗なもの。早春のうつくしさを象った姿と、凍てつく氷嵐を呼び出すという魔力を季節の風物詩とかけて、人々は「春先のにわか雨」と呼び、偉大なる領主の宝物庫に納められるにふさわしい、一幅の絵画のようだと評した。
また剣とともに生み出された近衛歩兵の服飾デザインは大層気に入られ、正式に採用されることになった。
銀シルクと家の象徴色である濃緑を基調に、金モールに飾られたタイトな燕尾の上着に略紋を刺繍した片マント、羽根飾りのついたトリコーンにすっきりしたロングブーツの出で立ちは、装飾過多ながらも色数を押さえ、女主人の側を護るに相応しい上品さを備えていた。白い制服の近衛歩兵
[8]
は領内から厳選された人格・教養ともに申し分ない選りすぐりの美男子で揃えられ、城の花として内外の女性たちの憧れの的となった。
現在ではもっぱら外面だけの意味合いが強くなった近衛兵ではあるが、「黄金の葡萄」
[9]
と名のついた制服は、流行にあわせてマイナーチェンジを繰り返しながらも涼やかな印象は変わらず、華やかな女系一族の権力を示すものとして広く知れ渡っている。
[注釈]
1
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^
ヴィオニエ家は女子優先継承である。昔々、都から遠く離れたこの地を治めることになった一族の姉妹姫が、殺風景を嘆いて花を植えていたとき、倒れていた少女を救った。きらきら輝く石と葡萄の蔓葉で髪を飾った不思議な雰囲気の少女は、礼として姫の一族に豊穣を与えると約束し、光となって消えてしまった。そのとき姉妹の目には近い未来の変化を見通す力が宿ったという。その後、姉妹はたびたび変装して開拓民の街を尋ねては起こりうる不幸を予知し、指示を出して危険な箇所を修繕させたり、計画を変更させたり、また自らの意志を遂行するための騎士団を編成して治安維持に当たらせた。そしてあの不思議な少女に感謝し、折りにふれて葡萄の蔓を植え続けた。領民は初めこそ強引なやり方や気紛れにすら見える姫たちのお節介な行動に反感を覚えたが、しだいに意味を理解し、その功績を讃え「葉陰の淑女」と呼んで愛した。葡萄は特産品となり、一族は都から学者を招いて気候と土壌を生かした農作物を研究しながら、領民とともに新たな産業を柔軟に取り入れて、この地は大きく発展していった……真偽は定かではないが、五指の葡萄葉を紋章に掲げているのは、伝説で語られた不思議な少女の葉冠に由来する。また、血縁の女性は高確率で「啓示」を受けエンドブレイカーに覚醒している。「緑の城」と呼ばれる宮殿内には不思議な少女を祀った聖堂があり、素晴らしく色彩豊かな葡萄図案の薔薇窓と、姉妹姫の物語を伝えるステンドグラスがある。物語の中の不思議な少女は、この地方には非常に珍しい、淡い金髪と明るい黄緑色の目で表現されている。
2
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その経緯ゆえに実際に使用されたことはなかった。爆音とともに巨大な氷塊をまき散らす外見偏重な性能、さらに加減が利かず使い手まで凍えさせるトンデモ剣と明らかになるのは、無縁の奉公少年の手に握られてからとなる。
3
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^
フォシーユには剣術の心得は全くなく、また武器も直接刃を合わせるにはいささか向かない。集めた冷気が斬撃のような効果を生み出している、としておく。
4
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先祖代々自領の気候と地質に合った農作物についての研究を修めるべしと奨励されている。また慣習として女子には花の名の字(あざな。かの国では成人の呼称は実名ではなく官職名や字を用いる)が与えられ、宮殿の庭に同名の植物が植えられる。男子は風や天候など自然現象から与えられ、エティエンヌは「ラファール(Rafale:突風)」。
5
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成人後のフォシーユは、刃を空を映す波風のない水面と見立て、それにあやかり「カルム(Calme:無風・凪)」という字を名乗る。同時に新規に創設された家名ミュスカ(Muscat)も賜る。
6
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フォシーユが所持して2年近く経過した現在、元の美観はかなり損なわれている。また、鞘に結ばれた濃緑色のリボンは、14歳当時少女姿だったエティエンヌがフォシーユに剣を(無断で持ち出して)渡した時、片髪を解いて結んだもの。
7
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見咎められると面倒なことになると考えて、エティエンヌが渡す前に取り外した。しかし当の本人はなにも考えず紋入りの聖堂付き合唱隊の制服を着て旅立った。幸いそのままエンドブレイカーの本能に従い国外へ出たので面倒は起こらなかった。
8
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武器はおもに装飾された杖。
9
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現時点で自由の身であるはずのフォシーユも、因縁巡ってこの制服に袖を通すことになる。
彼らの出身地は既出の都市国家ではなく、アクエリオに割と近いところ、ということにしています。
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